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地主向けに新築アパートを建築している大手メーカー一覧

住宅産業新聞が集計した戸建住宅大手企業ランキングを参考に、これらの大手メーカーがどのような新築アパートを展開しているか調べてみました。それぞれの会社の特徴、持ち味を生かし、木造から鉄骨造を中心にまとめてあります。

 

プライムライフテクノロジーズ

2020年1月にトヨタ自動車とパナソニックの合弁企業としてプライムライフテクノロジーズが誕生しました。傘下にはパナソニックホームズ、ミサワホーム、トヨタホームといった住宅を得意とする会社が名を連ねています。これらの会社がタッグを組むことでよりよいアパートが建築されることも期待できるようになりました。

パナソニックホームズ

家電メーカー、パナソニックを母体とするメーカーです。重量鉄骨造「ビューノ」から鉄骨造「ネクスト」まで様々なタイプをラインナップしています。パナソニックホームズの強みは何といっても住宅設備に強いこと。ユニットバスやキッチンから家電まで生産しています。これらが新築アパートにも活かされているのです。

ミサワホーム

住宅メーカーとしても多くの住宅を供給しているミサワホーム。そのノウハウは新築アパートにも活かされています。一例としては蔵を持つ賃貸住宅などです。荷物があふれてしまいがちなアパート。収納スペースを設けることは住宅のニーズからヒントを得ているのです。

トヨタホーム

鉄骨造を得意とするトヨタホーム。一戸建てのイメージが強いですが、「シンセ」、「エスパシオ」といった新築アパートのシリーズも展開しています。トヨタホームは強い構造体やデザイン性の高い外装も魅力です。それでもトヨタホームは設備に強いイメージがあります。自動車には電装品が満載です。セキュリティもおろそかにできません。こうした技術がアパートにも活かされています。

 

積水ハウス

ホームページには、累積建築戸数「248万戸」、「入居率97.7%」といった実績が並んでいます。「シャーメゾン」シリーズを代表として、積水ハウスはアパート建築の代表的な会社です。積水ハウスのアパートは比較的家賃が高めのグレードの高いアパートとして認知されています。グループ会社には賃貸管理の会社、住宅設備の会社もあり、サポート体制もかなりのレベルです。

 

旭化成ホームズ

へーベルハウスで有名な旭化成ホームズ。ヘーベルハウスのブランドは新築アパートでも健在です。その名も「ヘーベルメゾン」シリーズとして、ヘーベルハウスのノウハウを活用しています。ヘーベルメゾンシリーズは軽量鉄骨造がメインですが、8階建て程度の中高層のアパートも展開中です。低層アパートだけでなく、都心部などでは高度利用も可能となっています。

 

大和ハウス工業

2020年3月期には4兆3000億円を超える売上を上げた大和ハウス工業。住宅から店舗、工場や倉庫まで、まさに何でも建てることができます。新築アパートは「D-room(ディールーム)」としてコマーシャルでも展開中です。特に近年はセキュリティに力を入れています。大和ハウス工業の場合は店舗や倉庫などのセキュリティ技術やノウハウを活用することができるのです。

 

住友林業

木材を入手し国内の森林を保全するために、自社で森林までも所有する住友林業。その得意分野はもちろん、木造の新築アパートです。「フォレストメゾン」シリーズを中心にアパート建築事業を展開しています。かつての木造アパートは、鉄骨造に比べて耐久性や耐震性が心配されていました。住友林業では接合部分を強化、柱や梁を太くするなどの対策で鉄骨造並みの耐震性を実現しています。

 

大東建託

東京でも郊外に目を移すと、大東建託のアパートが多く建ち並んでします。大東建託は鉄筋コンクリート造から鉄骨造、木造までラインナップが多彩です。また、一括借り上げを最大限に活用することで特に郊外での人気が高くなっています。賃貸管理、建物保全までアパート経営に関する多くの関連会社やノウハウを持っていることも特徴です。

 

東建コーポレーション

東建コーポレーションも鉄筋コンクリート造から鉄骨造、木造まで展開しています。ただ、東建コーポレーションといえば、やはり低層の木造アパートが主力商品です。木造アパートとしては、先ほどの大東建託とシェアを分け合っています。木造の弱点である耐震性や遮音についても力を入れて対策中です。

 

まとめ

住宅メーカーの多くは、そのノウハウを活かしてアパート建築にも力を入れています。かつてアパートは戸建住宅よりも品質や居住性が劣ると言われていました。その差は住宅メーカーの努力もあり、少しずつ埋まってきています。ここで紹介した会社以外にも新築アパートを手掛けているところもあります。新築アパートの建築、入居の際には建築する会社も確認してみましょう。