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トランクルーム投資のメリット・デメリット

トランクルームとは、収納用のスペースとして利用できるサービスのことです

レンタル収納、レンタル倉庫と呼ばれることもあり、自宅で収まりきらないものや、一時的に保管しておきたいものの収納のために利用されています。

収納スペース確保のために新たに部屋を賃貸するよりはかなり安く済むため、専用スペースが欲しい人たちに人気のあるサービスです。

ではトランクルームに投資をする人には、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

本記事で詳しく解説していきます。

 

トランクルーム投資のメリット

初めにトランクルーム投資のメリットを3つ紹介します。

 

利回りが高い

トランクルーム投資は利回りが高いという大きなメリットがあります。

ビルやマンションといった不動産経営と比較して、建築費を大きく抑えられるため、オーナー側の初期投資費が少なくて済みます。

さらに維持管理費などランニングコストも少ないため、初期だけに限らず、長期的に見ても高利回りな投資といえるでしょう。

具体的な数値としては、稼働率が100%であれば、20%を超えることもあり、稼働率80%でも10%以上は確保できるケースが多くなっています。

ビルやマンション、アパートといった不動産投資の場合。4~8%が平均的な水準で、10%を超えるケースは非常に少ないため、トランクルーム投資の利回りはとても高い水準にあることがわかります。

 

立地の影響を受けにくい

通常、不動産の賃貸経営では立地や土地の広さの影響を強く受けます。

マンションやアパートなどの住居では、駅からの距離や周辺環境などによって賃料が大きく変わりますが、トランクルームの場合、立地が悪くても賃料があまり下がらない特徴があります。

さらに規模が小さくても、収納スペースとして利用する分には利便性への影響は少ないので、少ない面積の土地でも有効活用が可能です。

 

トラブル発生リスクが少ない

マンションやアパートの賃貸経営では、住民同士のトラブルや、建物の老朽化によるクレームが発生するリスクは避けられません。

また建物内だけでなく、近隣の建物の住民との間でトラブルが発生する可能性もあり、それによっては空き室が増加してしまったり、賃料の減額を検討しなければならないケースもあります。

トランクルームは住居ではないため、そうしたトラブルが発生するリスクはかなり少なくなります。

 

トランクルーム投資のデメリット

次にトランクルーム投資のデメリットを3つ紹介します。

 

利益額が小さい

トランクルームの利用料金は、規模などにもよりますが、月額数千円~数万円ほどで、住居の賃料と比較するとかなり見劣りします。

利回りは良くても、実際に得られる収益額は少ないので、賃貸によって高い収入を得たいと考えている人にとってはおすすめできません。

 

集客が困難

トランクルームは集客手段が限られているため、マンションやアパートと比較して利用者を集めるのが困難です。

マンションやアパートであれば、有名な不動産ポータルサイトに掲載されたり、不動産会社の紹介による集客が可能ですが、トランクルームはそうした方法での集客が基本的にできません。

自ら専門サイトを作ったり、トランクルーム専用のサイトに掲載するなどの方法がありますが、不動産ポータルサイトほどメジャーな集客手段ではないため、人の目に止まりにくいでしょう。

 

セキュリティ対策が必要

マンションやアパートのような住民同士のトラブルが発生しにくいトランクルームですが、高価なものを保管する人も多いため、セキュリティ面は万全の対策を取っておく必要があります。

万が一、保管していたものが盗まれたり、破損した場合は責任を問われる可能性もあるので、前もって保険に入っておくなどの対策も取っておきましょう。

 

まとめ

トランクルーム市場はまだ発展途上であり、今後さらに拡大していくことが予想されます。

住宅の面積が小さくなっていく傾向にある中、トランクルームのような収納スペースを利用したいというニーズはこれから高まっていくでしょう。

トランクルーム投資にはメリットとデメリットがありますが、内容よく理解したうえで投資すれば、マンションやアパートといった不動産投資よりも大きな成果をあげられる可能性を秘めています。

不動産投資を考えている方は、ぜひ一度検討してみてください。