
不動産投資で年収1000万円以上を目指す方法
今回は不動産投資により、年収1000万以上を達成するための方法をご紹介します。
年収1000万を目標として不動産投資を始める人は多いと思います。
しかし、どの程度の規模の不動産を持ち、どのように運用すればそれだけの収益が得られるのか、具体的にイメージできる人は少ないでしょう。
計画性を持たずに投資しても、収益をあげていくのは困難なので、正しい知識を持って進めることが重要です。
複数物件の運用が必要
平均的なサラリーマンが不動産投資で年収1000万以上を目指す場合、1物件のみの運用では達成困難です。
もちろん大型物件を保有すれば、年間1000万以上の収益を出すことも可能ですが、物件購入に大きな費用がかかるため、現実的ではありません。
とはいえ、不動産投資経験ゼロの段階で、いきなり複数の物件を購入するのはリスクが高いため、まずは1物件で運用して、徐々に収益を上げていくことを目標にしましょう。
ある程度収益が見込めるようになった段階で、複数の物件を保有・運用することで、年収1000万円を達成する、というように時間をかけて達成していくのが一般的です。
投資する物件や金額にもよりますが、7~10年ほど期間を見ておくことをおすすめします。
1棟で200万を目安にしよう
一つの方法として、最初に投資した物件で200万円の収益を上げ、将来的に4~5物件を保有・運用して合計で年間1000万円の収益をあげる方法があります。
たとえば1億円、または3000万円の物件を年利8%で運用する場合、どちらが望ましいでしょうか。
結論から言うと、融資が通る方は1億円の物件の購入を目指し、それ以外の方は小規模をことをおすすめしております。
1億円の物件で年利が8%だと年間で約800万円の収益で、返済やその他経費を差し引いた場合、200万円程度のイールドギャップとなります。
そのためこの物件を4棟購入すれば年間1,000万円にたどり着くことが出来るのです。
しかし、一般の方はほとんど1億円の物件を購入できないかたかと思います。
その場合は3,000万円程度の物件で融資実績を作りながら資産総額を1億円に近づけていく方が現実的であると言えます。
年収1000万を目指す場合の利回り
不動産投資で年収1000万を目指す場合、利回りは7%以上を確保したいところですこの数値は高いのか低いのか、疑問に思う人もいらっしゃると思います。
参考に東京都における投資物件の利回りの平均値を見てみましょう。
住宅の種類 |
立地条件/類型 |
期待利回り |
取引利回り |
ワンルーム |
城南地区(目黒区、世田谷区) |
4.2% |
3.9% |
城東地区(墨田区、江東区) |
4.2% |
4.1% |
|
ファミリー向け |
城南地区(目黒区、世田谷区) |
4.3% |
4.0% |
城東地区(墨田区、江東区) |
4.5% |
4.2% |
|
外国人向け 高級賃貸住宅 |
低層型 |
4.5% |
4.1% |
超高層型(タワー型) |
4.5% |
4.1% |
※日本不動産研究所 第43回 不動産投資家調査(2020年10月現在)より引用
住宅の種類に関わらず、4~4.5%で推移しているのがわかります。
この数字を見ると、利回り7%という数値は高い印象がありますが、マンション・アパートなどの収益不動産に限るとそうでもありません。
以下は、2020年3月~2021年3月の区分マンション、一棟アパート、一棟マンションに利回り・価格の推移です。
※不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家( けんびや)」より引用
こちらのデータでは、平均7%を超える利回りで運用できていることがわかります。
したがって、マンションやアパートなどの収益物件を運用していけば、決して難しい数値ではないことがわかるでしょう。
まとめ
ここまで不動産投資で年収1000万を目指す方法について解説してきました。
最初から大きな物件を購入・運用していくのは平均的なサラリーマンの収入では難しいので、小規模な物件の運用から始めていき、徐々に複数の物件を購入・運用していく方法がおすすめです。
この場合、すぐに年収1000万を達成することはできませんが、何年間か時間をかけば確実に収益増加が見込めます。
本記事が不動産投資を始める方の一助になれば幸いです。