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不動産投資ローンの”金融機関別”金利を見てみましょう!

不動産投資を行う場合、全額自己資金で行なうことは多くありません。金融機関からの融資も利用することが一般的です。投資額が大きくなるほど、この傾向は強くなります。その際に気になるのはやはり金利です。金利負担は少ないほうがよいのは言うまでもありません。不動産投資ローンの金利がどのようになっているか調べてみました。

 

不動産投資ローンの金利比較

2021年5月時点のローン金利を比較すると以下のようになります。ここで不動産投資ローンとは、マンションの一室への投資を対象とするローン、アパートローンとは一棟のアパートやマンションを投資対象とするローンです。

 

不動産投資ローン

アパートローン

順位

金融機関名

金利

金融機関名

金利

1位

ソニー銀行

1.49%~

日本政策金融公庫

1.0%~

2位

イオン銀行

1.50%~

京都銀行

1.0%~

3位

東京スター銀行

1.55%~

千葉銀行

1.0%~

4位

SBJ銀行

1.575%~

スルガ銀行

2.0%~

5位

オリックス銀行

1.8%~

徳島大正銀行

2.1%~

これらの金利情報を金融機関ごとにみていきましょう。

政府系金融機関・大手金融機関

日本政策投資銀行は名称に「投資」が入っていることからも不動産投資には積極的に融資をしてくれます。この表にはないものの、メガバンクと呼ばれる金融機関も属性のよい案件には融資は積極的です。投資物件の情報を含めて、これらの金融機関と付き合うことにはメリットがあります。

ネットバンク

不動産投資ローンには、いわゆるネット銀行やネットバンキングに力を入れている金融機関が名前を連ねています。これらの金融機関はほとんどの手続きをネットで行ない、無店舗や店舗が少ないことが特徴です。金利の面では低金利のランキング上位にいくつもランクインするなど、有利な面が多くあります。

地方銀行や信用金庫

地方銀行や信用金庫も金利面ではネット銀行に負けてはいません。京都銀行や千葉銀行などの地方銀行もランキング上位に入ってきています。地方銀行や信用金庫は独自色を出して生き残りを図ろうと必死です。そうした姿勢の中で不動産投資ローンに注力する銀行も出現しています。

 

不動産投資ローンの金利比較でみる、借りるのが得な金融機関は

現在は世界的にも低金利の時代です。不動産投資ローンでも1%台の金利が珍しくありません。こうした時代背景の中で、不動産投資ローンを比較してみると、金融機関ごとの利用方法がみえてきます。あまり馴染みのない地方銀行や信用金庫でも、不動産投資には重要な役割を果たすことがあるのです。

金利重視ならネット銀行

金利や手数料で判断するなら、ネット銀行で借りるのがよいでしょう。人件費や店舗の維持管理費を徹底的に排除しているおかげで低金利が実現できています。お金を借りる先、と割り切ればこれほど資金調達コストが低い金融機関はありません。ただ、実物店舗を持つ金融機関でもこうしたネットバンキングには力を入れ始めています。

属性がよければ政府系金融機関や大手金融機関

長い伝統と実績があるのが、メガバンクや政府系金融機関です。物件の収益性や条件がよく、借主の属性がよければ、こうした金融機関からも低金利で融資を受けることができます。全国的な支店網を持っているのもメリットのひとつです。物件や借主の条件次第のところがあるものの、大手金融機関も選択肢となってきます。

地方銀行の活用方法は

地方銀行や信用金庫は生き残りに躍起になっています。これらの金融機関は規模こそ大きくないものの、その強みは地元に密着していることです。おもてには出てこないような地元の情報も知っていることがあり、これらが不動産投資に役立つこともあります。また、独自性を出すために一部の金融機関が力を入れているのが、不動産投資です。京都銀行や千葉銀行がランキング上位にきているのはこうしたことが影響しています。

 

まとめ

こうして不動産投資ローンを比較するだけでも、それぞれの金融機関の姿勢がみえてきます。低金利の時代であるため、数多くの融資をしないと金融機関は立ち行きません。どの金融機関も融資先を見つけるのに必死なのです。これは投資家にとっては有利な話となります。事前にしっかりとしたリサーチを行い、適切な金融機関をみつけましょう。