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不動産投資とfireは最適

最近、「fire」なる言葉が流行っています。ファイアというと火や炎のこと。SNSに非難が殺到する「炎上」と関連する言葉ではないか、とも思ってしまいます。このfire、考え方自体は特に目新しいものではありません。不動産投資とともに語られることも多いのです。今日はこのfireについて調べていきます。

 

fireとは?

fireと初めて聞くと、文字通りのファイア、火や炎を思い浮かべます。不動産投資と火、というと火災保険の際に話される程度です。ですが、ここでのfireは早期退職のこと。アーリーリタイアと呼ばれていたこともあります。fireの考え方や概念についてまとめてみました。

fireの意味は

fireは「Financial Independence, Retire Early」の略です。つまり「経済的自立により早期退職すること」の頭文字を取ってfireと言っています。不動産投資で独立したり、早期退職したりすることは以前から行われてきました。早期退職するだけでは生活できません。経済的な自立は当然に行なう必要があります。fire自体は特に目新しいものではないのです。

<h3>fireは完全リタイアとセミリタイアに分かれる

実はfireは広い概念でもあります。完全リタイアして不動産投資一本で生活しているのもfireの一形態です。不動産投資をしながらも他でも働く、というのもfireに含まれます。fireは完全リタイアもセミリタイアをも含む広い概念なのです。会社からの給料だけが収入源という、ひとつの収入源だけに頼らないのもfireの特徴といえます。

 

fireと不動産投資の相性は?

経済的自立を目指すfireですが、不動産投資との相性は実は抜群です。fireは株式投資で自立することも含まれます。ですが株式投資で勝ち続けるのは容易なことではありません。そうした投資の中でも不動産とfireが相性のいいことについて考察していきます。

不動産投資は期待利回りが高い

新型コロナウイルス感染症の影響で2020年は株式市場、不動産市場ともに乱高下がありました。一方、不動産の期待利回りは短期的に影響があったものの、大きな下落とはなりませんでした。地方であれば、10%を超える利回りも考えられます。このように不動産投資の期待利回りは高い水準を維持しているのです。

不動産投資はレバレッジ効果も高い

融資を活用すれば、自己資金を大きく超える投資も可能です。返済も家賃収入から返せばよいので、自己資金で返済する必要はありません。融資のレバレッジ効果で自己資金の利回りも向上します。こうした融資を活用できるのも不動産投資の特徴なのです。

株式投資よりも低リスク

下のグラフは日経平均株価とマンション価格指数の変動を表したものです。

※不動産価格指数は2010年のマンション(区分所有)価格平均を100とした数値。日経平均は月末の終値を表示。

不動産の価格は株式よりも価格の変動が少ないことがわかります。リスクを振幅の幅、というように考えると、不動産は株式よりもリスクが少ないのです。大きなリターンを得られる代わりに損失も大きくなりやすい株式。それに比べて不動産は低リスクです。

手間がかからない

不動産投資の長所、それは手間がかからないことです。収入は不動産が稼いでくれます。入退去手続や建物管理は管理会社に委託すれば、所有者がやるべきことは多くありません。株式投資のようにパソコンの前に張り付いている必要もないのです。余った時間は新しい物件探しや自分の時間に費やすことができます。

 

まとめ

これまでみてきたように、不動産投資とfireは相性が抜群であることがわかりました。fireは単一の投資のみでなく、複数の投資や会社勤めをして経済的な自立を得る手法です。これほど不動産投資との相性がよいのであれば、不動産投資をメインに、あるいは主要な収入源としてもよいでしょう。不動産投資を通じて、経済的な自立を勝ち取りましょう