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REITと不動産投資を徹底比較しました!

リートも投資の選択肢としてすっかり定着しました。不動産でありながら、株式の性質も持つリート。そこには現物の不動産投資とは異なる魅力があります。そのためか、毎年のように上場が続き、今やリートの数は60件以上です。そんなリートの特徴と魅力を調べていきます。

 

そもそもリートとは何か?

リートとは、不動産投資信託(Real Estate Investment Trust)の頭文字R.E.I.Tからきています。不動産投資信託とは、不動産を証券化して証券市場で売買できるようにしたもの。2021年5月現在で61件のリートが上場しています。このリートを現物への不動産投資と比較してみましょう。

リートは自分で不動産を取得や運用をしない

リートの購入は証券市場で行ないます。株式と同じ要領です。リートは現物不動産投資のように不動産を取得したり、運用したりはしません。すべてプロが行ないます。リートは集めたお金をプロに委託して、不動産を購入し、運用してもらうのです。株式会社の株を購入する感覚に近いといえます。

個人では取得が難しい不動産にも投資できる

リートは個人が手を出せないような不動産にも投資できます。例えばリートの所有物件の最高額は三井新宿ビルディングの1,700億円、第二位は六本木ヒルズ森タワーの1,154億円です。とても個人が手を出せる金額ではありません。こうした高額で優良な物件もリートを購入することで間接的に投資することができるのです。

 

リート投資の特徴

リートと現物への不動産投資では多くの点で異なることがわかりました。プロに取得や運用を委任するため、現物の不動産投資のような手間はかかりません。運用益は配当というかたちで受け取ります。また、リートの証券は株式のように値上がりや値下がりがあるものです。リート投資の特徴をみていきましょう。

配当金を得ることができる

現物の不動産投資だと家賃が主な収入です。ここから必要諸経費を引いたものが利益となります。リートの運用はプロに任せているので、利益の計算も行うのは彼らです。投資家は配当や分配金で受け取ります。その平均分配金利回りは2021年5月では3.48%と、株式投資よりも高率です。不動産の利回りよりは低いですが、すべての業務をやってもらった利益がこの利回りであれば、納得してリートを購入する人もいます。

所得の種類が異なる

リートと現物不動産投資は税金面でも取り扱いが異なります。売却益については譲渡所得となるのは両者同じです。一方で運用益は扱いが異なります。リートの場合は配当所得です。20%が源泉課税されます。配当は原則として確定申告の必要はありません。一方、現物の不動産投資はご存じのように不動産所得。確定申告は毎年必要です。リートの運用益は株式の配当に準じています。

物件はリートごとに異なる

リートは一定の物件の取得方針や運用方針の下で運用されています。オフィスだけに投資するもの、ホテルを中心に投資するもの、といった具合です。エリアも首都圏限定のものから全国までさまざま。運用方針はそれぞれ公開されています。このため、リートごとに分配金の利回りは異なるのです。

株式のように値上がり値下がりがある

リートは証券市場で取引されているため、日々価格が変動します。このあたりは株式投資と同じ感覚です。安いときに買い、高いときに売却します。日経平均株価とは連動することはあるものの、独自の動きをすることも。市場で流通するため、現物の不動産投資よりも処分性、換金性は優れています。

まとめ

元々アメリカの制度を日本に持ち込んだリート。すっかり日本の市場にも定着しました。株式と不動産両方の性質を持ち、換金も容易であることが理由のひとつです。個人では手が出せない物件も間接的ですが所有することができます。不動産投資のひとつの形態として、今後も注目です。