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【不動産投資の勉強をしたい方向け】所持していると役立つ資格を紹介!

「不動産投資を始めるのに必要な資格ってあるのかなぁ?」

「必須ではないけど、もっていると役立つ資格があるなら勉強しておきたいな」

 

今回はそんな疑問にお答えします。

結論から言いますと、不動産投資に必要な資格はありません。

不動産投資は「不動産賃貸業」に当たりますが、賃貸業の場合、売買や仲介と違って資格者でないとできない業務はありません。

仮に不動産オーナーに知識がなくても、管理会社にほとんどの業務を委託できるので安心です。

しかし、不動産に関わる知識が豊富であれば、賃貸経営を行ううえで役に立つケースも多いため、資格を取得することは決して無駄ではありません。

そこで本記事では、不動産投資を始めるうえで所持していると有利な資格を解説します。

 

所持していると有利な資格

不動産投資を始める人におすすめしたい主な資格を以下にまとめます。

 

・宅地建物取引士

・管理業務主任者

・ホームインスペクター(住宅診断士)

・賃貸不動産経営管理士

・ファイナンシャルプランナー技能士

 

主に不動産と金融に関係する資格です。

この他にもマンション管理士、不動産鑑定士なども取得していれば役立ちますが、資格の難易度が非常に高く、不動産投資を目的に取得するという意味においては、あまり現実的でないため、今回は割愛いたします。

では、各資格の内容について解説していきます。

 

宅地建物取引士

不動産系の資格ではもっとも有名で、毎年20万人以上が受験する人気のある国家資格です。

宅地建物取引士には以下の独占業務があります。

・重要事項説明

 

不動産賃貸業を行う場合には必要ありませんが、宅建の知識があれば、重要事項の内容などがしっかりと理解できるでしょう。

不動産会社とやり取りをする際に役立ちます。

 

管理業務主任士

宅地建物取引士が不動産売買や仲介に必要とされる資格であるのに対し、管理業務主任者はマンションを中心とした管理に特化した資格です。

そのため、マンションへ投資して、不動産経営を行いたいと思っている人におすすめです。

 

ホームインスペクター(住宅診断士)

2018年に中古住宅のホームインスペクション(住宅診断)が義務化されたことで、注目されるようになった資格です。

住宅の劣化状況を中立的な目線で診断することを目的としています。

ホームインスペクターは、建物の構造から勉強する必要があり、土木・建築関係の知識が要求されます。

とはいえ、資格の合格率はそこまで高くないため、努力すれば取得できる範囲でしょう。

不動産投資においては、物件の劣化具合を正しく理解したうえで、購入の判断をすることが重要です。

不動産会社の言うことだけ信用して購入するのではなく、自分の目で見て、建物の資産価値がある程度、判断できるようになれば非常に有効です。

 

賃貸不動産経営管理士

賃貸不動産経営管理士は、アパートやマンションなど賃貸住宅の管理に関する専門知識をもつことが証明できる資格です。

2021年4月21日より、国家資格として認定されました。

この資格の勉強をすれば。マンションやアパートに入居者が入った後の、管理や対応の仕方が理解できるようになるので、不動産投資家としてはもっとも役に立つでしょう。

ただし、資格を取得するためには、管理業務に関し2年以上の実務経験が必要です。

 

ファイナンシャルプランナー技能士

ファイナンシャルプランナー技能士は、家計簿や資産運用に役立つ資格です。

不動産投資では、税金の知識やキャッシュフロー表に対する理解が要求されるので、お金の知識はできるだけもっておいたほうが良いでしょう。

ファイナンシャルプランナー技能士は3級から受験することが可能です。

2級以上は難易度も高まりますが、3級の難易度はそこまで高くなく、手軽に所得できるため、まずは3級の取得を目指してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ 

以上、不動産投資に役立つ資格を紹介してきました。

冒頭でも説明した通り、不動産投資を始めるのに必須な資格はありませんが、資格の勉強をして知識が身につけば、役に立つ場面は出てくるでしょう。

これから不動産投資を始めようと思っている人は、どれか一つでも構いませんので、今回紹介した資格の取得を目指すことをおすすめします。